【就活バイブル 第6弾】企業研究 前提編 〜福利厚生や初任給で判断するな!知るべきポイントとは!?〜
ダンキャリがダンサー向けに就活解説コンテンツの配信をスタート!
全11編で就活についての知識や進め方、コツを紹介!
第6弾は企業研究についての解説前編!
そもそも企業研究とはなんなのか、そして気をつけなければいけない注意点を解説し、企業研究に臨むためのマインドをお伝えさせていただきます!
- 目次
企業研究とは
まずは改めて企業研究について整理することから始めていきましょう!
企業研究の目的は 『会社を探すこと、知ること』 です!
この時に大事なことは、ただ闇雲に会社を探すのではなく 自分に合っている会社 を探す/知ること です!
なぜ ”自分に合っている会社” であることが大事なのか、或いは ”自分に合っている” とはどういうことなのか疑問を持たれた方は、是非第2弾から第4弾まで順番に読んでみてください!
それともう一つ、 『会社を探す、知る方法』(手段) はたくさんあります!
企業説明会/合同説明会/インターンシップ/OB・OG訪問/就活サイト/採用HP etc…
どの手段で取り組んでもOKですし、全てをやらなくてもOKです!
その時々で的確な手段で進めることができればベストです!
ということで、 実際に企業研究に取り組む際には目的をしっかりと把握した上で適切な手段をとっていきましょう!
ここで一つ就活におけるよくあるミスをお伝えいたします!
それは... インターンシップに参加することが目的になってしまうことです!
毎年多くの就活生から、
『周りの就活生がインターンシップに参加しているから遅れを取らないようにエントリーした』
『インターンシップを受ければ本選考が有利になると聞いたのでエントリーした』
『就活の流れとしてインターンシップを受けなければいけないと思っていた』
などといったことをお伺いします。
ですが、今お伝えした通りインターンシップは 『自分に合っている会社を探す、知るための手段の一つ』 です!
なので、 やらなければ(参加しなければ)いけないことではございません し、 インターンシップに参加すれば本選考で優遇してもらえるわけでもない です!
(優遇される...というよりも、インターンの選考で通過する人なら、いきなり本選考を受けても通過できる可能性が高いというだけです!)
とはいえ、インターンシップに参加することは就活を進めるにあたってとても大きなプラスになります!
それにはその時々での適切な手段の選択の説明が必要となりますので、また改めて後半でお伝えいたします!
ひとまず企業研究の目的と手段については以上です!
目的と手段がごちゃ混ぜにならないように整理しておきましょうね!
どんな会社を探せばいいのか、何を知ればいいのか
次に企業研究に取り組むイメージをより詳しく説明していきます!
先程もお伝えした通り、企業研究の目的は 『自分に合っている会社を探すこと』 です!
その上で大事なことは、 なんとなくのイメージで企業を選ぶのではなく『本当に”自分に合っている”と判断するために必要な条件』を満たしているかどうかを知ることです!
では、『本当に”自分に合っている”と判断するために必要な条件』とはなんなのか...
それは、 自己分析から見つかった 『あなたにとっての理想の企業を見つけるための条件』 のことです!
就活ではこれを 『企業選びの条件』 と呼んでいますので、ここから先はこの言葉を使わせていただきますね!
自己分析から企業選びの条件を見つける方法について詳しく確認したい方は前回のバイブルを読んで、自己分析とはなんなのかを改めて整理してみましょう!
つまりは、自己分析と企業研究の2つのアクションは繋がっているのです!
改めてここまでの流れを確認しておきましょう!
- 自己分析
-
過去の経験から充実していた経験を思い出す(自分にとっての理想的な働き方や人生を考えること)
-
それを実現するために必要な要素や条件を考える
- 企業研究
- その条件を満たす企業を探す
これらの流れを例え話で説明させていただきますと...
皆さんが普段生活をしていて何か調べるとなると、Googleなどで検索をする方が多いかと思います。
その際に大事になってくるのが”検索ワード”です。
何も思いつかなかったらそこから先の調べごとは進まなくなってしまいますし、的確な検索ワードが思いつけばすぐにググって求めている情報に行き着くことができます!
就活でもまさに同じアクションが必要なのです!
『こんな働き方がいいな!』という理想のイメージから 企業選びの条件(≒検索ワード) を考えることが自己分析。
その企業選びの条件(≒検索ワード)をもとに 会社を探すこと(≒ググること) が企業研究にあたるのです!
企業研究に取り組む際の注意点
次に、企業研究における注意点ややってはいけないことをいくつかお伝えいたします!
- ”消費者の立場で好き”という理由で企業を選ぶことはNG!
パッと『好きなことを仕事にする』とか『楽しく働く』と聞くと真っ先にこれを考えてしまう人がほとんどだと思います。
ですが、前回も簡単にお伝えさせていただいた通り、就職するとこれまでの消費者の立場から生産者や提供者の立場に変わります。
例えば...
美味しいものを食べること が好きな人は、絶対に 料理を作ること も好きなのでしょうか。
旅行に行くこと が好きな人は、絶対に 旅行会社の営業として関係事業者との調整を行うこと も好きなのでしょうか。
もちろん好きな可能性もあると思いますが、”絶対”ではないですよね...
消費者として好きであることは、その業務に携わって好きだと思えるための必要条件でも十分条件でもないのです!
その物事を通して経験できることは全くの別物となりますので、あくまで働く立場として考えることを忘れないようにしましょう。
- 会社の表面上の情報だけを調べることはNG!
就活生の方とコミュニケーションを取っていると、たまに一つ一つの企業の設立年や代表者、社史、従業員数など... 細かい情報まできっちりと調べ上げてまとめている方がいます。
中には、その項目全てを暗記していらっしゃる強者まで...!
就活に対する意気込みは素晴らしいですが、 ハッキリ言って時間がもったいないです!
改めてですが、 就活の目的はワクワクする将来を実現することです!
設立年の違いが働いている時のワクワクに影響することはなさそうですよね...
何よりも、企業のホームページを調べてこれらの情報を探すことは結構時間がかかってしまいます...
知るべきことは、その会社があなたにとっての理想の企業なのかどうか。
企業探しの条件に繋がる情報に絞って集めるよう心がけましょう!
- 深く考えずに福利厚生や初任給を企業選びの第一条件にすることはNG!
これもよく聞く話の一つです!もちろん、給料が高いに越したことはないかと思いますので、それによってモチベーションの上下は発生するかと思います。
ですが、多くの方は『給料が高ければ絶対にワクワクして楽しく働ける!』とは言い切れないかと思います。... いくら給料が高くても、嫌で辛い仕事に何十年も向き合うのは嫌ですよね。
給料や福利厚生が絶対に必要だという方は自己分析を通してその辺りも明確に現れます。
ちなみに、大抵の人には『これだけ給料がもらえればずっと満足』という基準はありません。相当な大金持ちにならない限り尽きることのない欲だと考えていいでしょう。
もちろん生活ができないくらい給料が低くても幸せではなくなってしまいますし、そもそも生きるために必要なお金を稼ぐために働くのに本末転倒になってしまいます。
バランスが大事なことではありますが、 就活の軸を踏まえて何が自分にとって一番大事なのか考えてみましょう!
- 条件をMustとWantに仕分けて、順位付けをしよう!
先程の話にも繋がりますが、就活を進めていると”企業選びの条件”以外にも求めることが段々と増えてくるケースが多いです。
求める条件が多くなりすぎてしまっても企業研究の進みは悪くなってしまいますし、 知らぬ間に自分にとって良い選択肢を捨ててしまうこともあります...
そうならないために大事なことは、 絶対になければいけないMust条件と、あれば嬉しいWant条件に仕分けることです。
ちなみに先程の話で考えると、金銭的な報酬がなくても何かに熱中できた方は、給料がMust条件にならないケースが多いです! (なぜならば、給料がなくても熱中できた事実があるのですから!)
それともう一つ、 条件ごとの順位付けを考えることも大事です。
MustとWantに仕分けてもそれぞれ複数の条件が残ることが多いです。
企業探しの段階では特に問題はありませんが、終盤で最終的に1つの会社を選ぶ段階ではこの条件の順位付けが非常に重要になります。
ですが、現時点ではひとまず「そんなことも考える必要があるんだな」という程度で知っておいていただければ十分です!
ひとまず前編は以上です!
企業研究と聞くと、『とりあえず就活サイトでなんとなく会社を調べてます!』とか、『知っている会社を調べてみてます!』などという声をよく聞きますが、この記事を通して どのような順序で、そしてどのようなことを目的にして取り組むのか を知っていただければと思います!
次回の後編ではそれを踏まえて具体的な取り組み方法をお伝えしていきますね!
- とりあえず会社を知るだけではNG!自分に合うか判断することが目的!
- 裏付けのない興味や理由ではなく、過去の経験という裏付けがある『企業選びの条件』が重要!
- 企業研究とは...要はググること!企業選びの条件(≒検索ワード)をもとに検索しよう!
次回は企業研究の具体的なアクションについてより詳しく解説していきます!
更新についてはInstagramなどでご案内いたしますので是非チェックをお願いします!