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先輩ダンサーに聞く!就活成功プロセス ~引退後の進め方編~ 亜細亜大学MD.crew 渡利佳祐さん


はじめに...
 サークルを引退し3月の就活情報解禁を目前に控えた今、なんとなく就職活動を始めてはみたものの本当にこの進め方でいいのか不安になってしまっている方もいるのではないでしょうか。
 そんな方に向けて、一年前同じように悩みを抱えながらも無事に就職活動を終えた先輩にインタビューをしました。是非参考にしてみてください!

プロフィール
【名前】渡利 佳祐
【大学/学部/学科】 亜細亜大学/国際関係学部/国際関係学科
【卒業年】 2023年
【サークル】MD.crew
【ジャンル】Pop
【サークルでの役職】副代表・ジャンルリーダー 
【内定先】株式会社ZEALS

目次

就職活動のスケジュール

就活を始めた時期

就職活動を始めたのはいつ頃ですか?
就職活動を意識し始めたのは 9月頃 です。それまではずっとダンスのイベントに力を入れていたというのと、実際に就活っていっても何をすればいいのかわからなかったし、「まだいいかな」という気持ちも心のどこかにあったような気がします。
でも9月に入って、そろそろ何かしらアクションを起こさないとと思い、 とりあえずマイナビが主催していた合同説明会に参加しました。 ここで、就職活動に対する感情に変化があった気がします。

具体的にはどのような変化がありましたか?
まず会場の緊迫感がすごくて、なんだか 自分が出遅れているのを感じた んです。「自分は夏休み何してたんだろう」って、焦ってしまいました。
でも、色んな会社の人たちと話をしている中で自分についての話をした時に「君、すごいいいね!」って肯定してくれる人がいたんです。そこで、「自分は社会から求められる存在なんだ」じゃないですけど(笑)、 「やればできるかもしれない!」と思えるようになりました。 学歴にコンプレックスがあったのもあって、自分自身をみてもらえることが嬉しかったし、自信にも繋がりましたね。
対極的なんですけど、 焦りと自信が同時に湧いてきた 感じですね。

なるほど!確かに合同説明会はザ・就活って感じがして緊迫感がありますよね(笑)
これをきっかけにその後は実際のアクションに移っていった、という感じでしょうか?

それが、実際そうもいかなくて(笑)。
合同説明会をきっかけに企業の資料に目を通したり情報を集めたりはいていたんですけど、それでも 「結局何をしたらいいんだ?」っていうところで止まってしまって。 それと、自分の手がけるダンスイベントの企画や準備で忙しかったのもあって手が回らなかったのが本当のところですね。

そうなんですね。確かに、実際に就職活動において漠然と「何をすればいいかわからない!」と悩んでいる人って多くいるような気がします。
では、その後行動に変化があったタイミングはいつ頃だったんでしょうか?

大きく変わったのは 12月 ですね。ダンキャリで面談をしてもらったのをきっかけに自分なりの 就職活動のやり方や方向性が定まりました。

面談で学んだ自己分析の取り組み方

その面談ではどのようなことを話したんでしょうか?
主に自己分析を手伝ってもらったり、自分に合いそうな企業を紹介していただいたりしていました。

面談前後ではどんな変化がありましたか?
それまでは「自己分析とかわかんない!」と思っていたのが、面談で話していくうちに自分なりのやり方を見つけることができて、その後の就職活動も進めやすくなりました。具体的には ひたすら自分の感情を言語化して整理するという作業をしていたので、面接で話せる引き出しを増やすことができた気がします。

実際にはどのような流れで自分の感情を言語化していましたか?
色んな会社の情報に触れる中で、魅力を感じることと逆に微妙だと感じることがあって、じゃあなんで自分はそのような感情を抱いたのか?という理由について考えてみました。そしたら、自分の過去の経験とぴったり重なったんです。 今までは深く考えていなかったけど、「自分はこれを大事にしていたから魅力を感じたんだな」という風にどんどん紐づいていって。
魅力を感じることがあったらその理由となる自分の価値観を突き詰めて言語化する、という作業を面談では主にやって、これを通して自己分析のやり方を掴んでいきました。

自己分析といったらひたすら過去の経験を洗い出すという印象ですが、けいすけさんはそれ以外のアクションもとっていたんですね。
実際に魅力を感じたこととそれに紐づく過去の経験を1つ教えてください。

そうですね。例えばある会社は 「関係者全員の幸福の追求」 を企業理念として掲げていて、これにすごく共感したんですよね。じゃあなんでこんなに共感したのかって考えてみると、過去に後輩のためにダンスイベントを開いた経験や高校ダンス部で部長としてメンバーを引っ張った経験に基づいていることに気がつきました。 周りの人たちに良い機会を提供したい、という思いが自分の中に強くあったからこそこの理念に共感した んだな、と気がついて、それが そのまま就職活動における軸にも繋がっていきました。

そのやり方だと、自分の中に潜在的にあって気づかなかったけれど実はすごく大事にしていた価値観が見つかりそうですね。
はい。自分の中で大事にしていた価値観を言語化してみたら、あのエピソードもこのエピソードもこれに当てはまるな、という風にどんどん過去の経験が浮かんできました。その グチャっとあったたくさんの経験を、グループ分けしながら引き出しにしまって整理していった、という感覚 がありますね。だから、面接とかで質問されたら瞬時にこの引き出しのこのエピソードを話そう、と考えてスムーズに話すことができました。

なるほど!では、その「引き出し」に当たるけいすけさんの就活の軸とそれに当てはまる過去の経験とはどんなものだったんでしょうか?
就活の軸は主に4つありました。

  1. 仲間をマネジメントできる
    さっきも話した通り、高校ダンス部での部長の経験や大学でサークルを超えたダンスのイベントをプロデュースした経験が大きく影響していると思います。仲間を巻き込んで動かしながら一緒に頑張る、ということがすごく好きなんです。

  2. 唯一無二の存在でいる
    アルバイトをしていた時、自分はいつでも変えが効く存在なんじゃないか?と思ったことがあって、それが嫌だったんです。そうじゃなくて、「君がいてくれなくちゃ困るよ」と言われたい!と思ったことが関係しています。

  3. 同じモチベーションの人と仕事ができる
    今までのアルバイトやダンスの経験において、常に周りにいる人たちと同じモチベーションで 頑張りたい!という気持ちが強くありました。入社して社会人になってからも同じく、周りの人たちと切磋琢磨しながら上を目指していける環境にいたいな、と思っています。

  4. 顧客ファーストで価値提供をしている
    イベントプロデュースやアルバイトでの経験から、自分本位で考えているだけではお客さんの満足度には繋がらない、ということを強く実感しました。なので常に顧客ファーストで考え、動くことができる環境がいいですね。

本当に色々な経験をされていて、面接で話せることもたくさんありそうですね!
実際、話のネタが多くて助かったなあ、とは思います(笑)。でも、それ以上に自分のことをきちんと整理して伝えられたのが大きいと思います。 面談を通して自分の価値観がわかったからこそ、自信を持って伝えることができた 気がします。それこそ、どの引き出しからどのエピソードを持って来ればいいかが瞬時に頭に浮かぶようになってからは、面接も通りやすくなりました。なので、面接対策という対策は不要でした(笑)やっぱり、 自分の考えていることをしっかりと言語化して整理することが本当に大事だと思います。

後輩ダンサーへアドバイス

最後に、後輩のダンサー就活生に向けてメッセージをお願いします!
自分はネタが多かったと言いましたが、 1つの経験からもたくさんのエピソードが生まれるし、色んな方向から話せる と思います。ショーケースに1つ出ただけでも素晴らしいことだし、色んなことが話せると思うんです。例えば自分自身のスキルアップについて話すこともできるし、仲間のために動いたことを話すこともできますよね。だから、些細なことでも全部振り返ってみて、自分の動機を整理してみると良いんじゃないでしょうか。
そして「ダンスをやっていてステージに立つところまでたどり着いた」ということが本当にすごいことだから、あとは自信を持って!って感じです。頑張ってください!!

まとめ

  1. 自分が魅力を感じるものから逆算して自分の価値観を見つける、という自己分析の方法もある!
  2. 自分の大事にしている考え方を言語化・整理することがとても大切!
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