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ダンスのガクチカはどう深掘られる? 先輩ダンサー面接体験記 -佐藤優衣さん(東洋大学Snow Dancer)-


-プロフィール-

名前:佐藤優衣さん
サークル:Snow Dancer
大学/学部:東洋大学/社会学部社会心理学科
ジャンル:New School Hip Hop
役職:ジャンルリーダー
内定先:人材IT

佐藤さんについて

自己紹介をお願いします!
初めまして、佐藤優衣です!サークルは東洋大学のSnow Dancerに所属し、New School Hip Hopのジャンルリーダーを務めていました!サークル以外ではMissCollegeDancerという女性大学生ダンサーのミスコンテストにも挑戦した経験があり、就活ではジャンルリーダーの経験とそのミスカレの経験を中心に話していました!

ガクチカの紹介

では、早速ですが就活当時に使用していたガクチカについて教えてください!

なぜこのテーマを選択したのですか?
シンプルに一番頑張ったと言える経験だったからです!というのとおまけで、定量的な情報が多く説明しやすかった経験というのもあります!

このガクチカを通してどのようなことをアピールしようと考えてましたか?
そうですね...強いて言うならという感じですが、決めたことをやり切るということや、高い目標設定ができるということが伝わったらいいなと思っていました!

面接での深掘りに対してどう説明したか

それでは、実際にこのガクチカをお話ししたときに、面接官よりどのような質問や深掘りがあったか教えてください!
はい!わかりました!

Q.具体的にどのようなコンセプトのイベントだったのですか?
A.コンセプトは「努力する女性は美しい」でした。そのテーマに沿って、美しさではなくダンスの実力向上に向けた努力量が審査されるコンテストでした。ですので、単純にダンススキルが高ければ勝てるコンテストではなかったというのも特徴の一つとして捉えています!

Q.ファイナリスト選出までの審査の流れと、詳しい審査基準について教えてください
A.まず書類審査で約100名に絞られます。その後セミファイナルにて30名のファイナリスト選出となります。書類審査についてはコンテストに対する意気込みがチェックされました。セミファイナルのレッスン審査では、プロダンサーから選ばれた講師にダンスを教わり、3週間での成長度が評価されます。もう一つのSNS審査ではインスタグラムを運用して、いいね数とフォロワー数を中心とした基準で順位が決定します。

Q.このコンテストに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
A.このコンテストが個人で挑戦するものだったからです。今まで人生の中で部活ですとか、サークルですとかチームで頑張ることが多かったので、何か学生のうちに個人でも成果を残したい、もっと自分を成長させたいなと思ったため参加しました。

Q.「100人中30人のファイナリストに進出すること」という目標を立てた理由を教えてください。
A.個人での成果を残したい、良い成績を収めたいということを考えたときに、ファイナリスト以降の活動はチームを巻き込んでの活動が中心となるため、より個人の成果が際立つセミファイナル期間の活動を重視していました。そのような経緯で「30人のファイナリストに残る」という目標を掲げました。

Q.目標達成に向けてどのような問題と課題がありましたか?
A.問題は3種類のダンスを3週間で仕上げるということでした。具体的な課題は3種類のうち2つが初めて踊るものだったということです。 

Q.なぜそれを課題として判断したのですか?
A.まずは単純に、何も踊れない状態だったからです。一方で、一からのダンスで成果が出れば、努力が一番伝わると思ったため目標達成につながる大事なポイントとして考えていました。

Q.目標達成に向けた具体的な施策を教えてください
A.大事にしたことは量と質を考えた練習を行うことです。量については学校やアルバイト、他のダンスの練習があった中でも、必ず1日3時間自主練を行いました。質については協力してくれる人に頼ることを考えました。具体的にはそのジャンルを踊っている先輩に1から教えてもらう中で自分に合ったアドバイスをもらいました。また、それを踏まえて自主練では自分で動画を撮って見返して足りないと感じる部分を修正しつつ、再度先輩からのフィードバックをもらうということを行っておりました。

Q.最終的に目標達成できた一番の勝因はなんだと思いますか?
A.自分に合った練習ができたことだと考えています。

Q.自分に合った練習とは具体的にどのような練習方法ですか?
A.一つ一つ課題を潰していくことが得意であったため、周りの協力を得つつ的確に課題を把握してそれを潰していくということを行なっていました。

Q.それが勝因だと判断した理由はありますか?
A.講師にフィードバックを聞いた際に「練習方法が自分に合っていたからここまで仕上げられた」と言ってくださったためです。

Q.この経験を通して学んだことを教えてください
A.自分に最適な方法を模索すること、それを実践することの両方が重要であるということです。

この中でも特に答えに困った質問はどれですか?
このミスカレの経験とは別でサークルのジャンリーとしての経験になってしまうのですが、取り組み内容を話した際に『その施策で目標って達成できるの?』と言われてしまった時に困った記憶があります。

それを伝えるためにどんな工夫をしましたか?
改めてしっかりと状況や目標を説明することで面接官は理解をしてくれました!そもそもその時の状況としては、ガクチカとしてしっかり話すというよりもラフに会話している中で、私の『いい作品を作りたいと思っていたから、みんなから意見をもらうことを大事にした』という発言に対しての質問でした。面接官からは『みんなから意見を貰えばいい作品になるの?』と言われたのですが、私がその当時考えていたいい作品というイメージは『メンバー全員が主体的に向き合ってくれる作品』というものでした。その目標をしっかりと伝えることで、目標に対する施策の妥当性を理解してもらうことができました!

特に印象に残る面接経験について

では次に、面接の中でも特に印象に残っていることをお伺いしたいです!
とある企業の面接で、私のダンス経験に対してとても興味を示してくださった方がいて、その面接は印象に残っています!気づいたらただただダンス愛を語っていました!(笑)

ちなみにダンスの経験を評価してもらえたなと実感したことはありますか?
まさに先程お話ししたダンス経験に興味を持ってくれた方ですかね!別にダンスをやっていた方ではないのにたくさん聞いてくれました!あとは、Miss College Dancerの経験はミスコンというイメージがしやすいからかわからないですが、さらっと話すだけでも『すごい!』と言ってもらえることが多かったです!

ありがとうございます!

佐藤さんから面接のアドバイス

最後に、佐藤さんからダンサー就活生に向けて『面接対策でこれだけは押さえておくべき!』というアドバイスを3つお願いします!

はい!私からのアドバイスは大きく2つあります!
まず一つ目は、 目標から逆算して、施策と課題は本当に達成できるものになっているか確認すること です!
まさに先程お話しした、私自身が”困った質問”と同じ内容になりますが、やはり面接では相手に理解をしてもらわないといけないので、 自分の頭で理解するだけではなく客観的に聞いて納得できる言葉 でまとめておくことが大事だと思います!

二つ目に、 やったことを全部羅列するよりも特にこれ!と言えるくらい力を入れたことのうち数個に絞って、そのことについて深く話をした方が良い ということです!
こちらも私自身の経験ですが、まだまだ面接経験が浅かった頃は『沢山話さなきゃ!』と思ってそのエピソードの中で取り組んだことの全てを話そうとしていました。ですが、結果としてまとまりきらず何も伝わら無い、という経験をしていました。そんな中で先輩からこのアドバイスをもらって実践したところ、自分の考えなどの深い部分までしっかりと伝えられるようになり、面接官の反応も大きく変わりました!無理に広く話すよりも大事なことに絞って話した方が、話しやすいし自分の良さもより伝わるようになりますので参考にしてみてください!

インタビュー、そして貴重なアドバイスをありがとうございました!

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