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「就活を終えた今だから思うダンサー人材の売込み方」日本最大規模のダンスサークル代表とジャンルリーダーが語る偽りのない就活談〜後編〜


(写真左から)
安西翔太(あんざいしょうた)
早稲田大学教育学部4年
3年時、早稲田大学ダンスサークルSesSionにてPOPジャンルリーダーを務める。IT人材メガベンチャーのレバレジーズ株式会社に内定。現在、ダンサーズキャリアにてサイト制作責任者と面談メンターを務めている。

永井颯馬(ながいそうま)
早稲田大学政治経済学部学部4年
3年時、早稲田大学ダンスサークルSesSionにて12代目幹事長を勤める。ジャンルはHIPHOP。東証一部上場企業、UTグループ株式会社の幹部候補採用コースに内定。

今脇智哉(いまわきともや)
早稲田大学文学部4年
3年時、早稲田大学ダンスサークルSesSionにてBREAKジャンルリーダーを務める。大手ブライダル企業 ワタベウェディング株式会社に内定。現在、ダンサーズキャリアにて面談メンターを務めている。

前編では赤裸々な就活体験を語ってくれた3人。後編ではダンサーのアピールポイントや、それぞれの人生観に迫る!後輩へのメッセージには就活成功へのヒントが、、!

社会で活躍するダンサー人材とは?

安西

SesSionという組織で人の上に立ってたからこそわかる、どんなダンサーが人事に刺さりそう、とか共通点あるかな?

颯馬

まず、いかに考えて行動したかが重要だと思う。逆に、何事も頑張れない人はダメだと思ってる。役職が無くても、掃除したりバミリ用意したりみんなの体調気配ったりとかできる人は、仕事面でもそういうことができる人だなと思われるから受かると思う。でも、ただ何も考えずにそこにいるだけの人は何やってても一緒で、受かんないと思う。(頑張れない人に対しては)ダンスサークルに入ってるのに、なんでダンス頑張らないのかなぁとは思っちゃう。これからの人生もそうやって生きてくんだなぁと思うね。

安西

考えて物事に打ち込むかどうか、ダンスに限らず全部そうだよね。

颯馬

本当に好きなことに打ち込める人だったらどこにでも受かるんじゃない?仕事もちゃんと自分が好きだって思えるものに就活してればね。

安西

この話聞いて、今から「考えて行動すること」を意識できるなら、役職ない子でも全然ES書ける。実際、役職が無くても良いESを書いてる子いるしね。智哉はどう?

智哉

ちゃんと目標持ってる人は強いと思う。何のために自分が踊ってるのかとかどうなりたいとか。俺の場合は、好きなbboyがいて、『あんな人のスタイルを真似したい!』と思って目標を定めて、そのために必要なスキルからクリアしていこうっていう傾向にある。就活でも同じ。何が目標で、そのために手段をどうしてとか、プロセスを考える力が問われると思うから、今からでもそれを考えてサークル内でも行動できたらいいね。

安西

ジャンリーとかやってたり、考えてサークルに所属していた人なら、当時プロセスとか考えてやってたものを、ただ振り返るだけで済むけど、4年間何も考えずにやってて後々振り返りますだと、めちゃくちゃ苦労する。

颯馬

実際俺は、自己分析すぐ終わったもん。

安西

うん、結構スムーズに終わった。

ダンキャリに自己分析を手伝ってもらう

就活で何を伝えたか

安西

ダンサー就活生でよく見るのは、ダンス=クリエイティブ=広告、だから広告系受けるみたいな。広告系ありますか?って聞かれることが多い。なんでって聞いても、ダンサーなんで!みたいな笑

颯馬

テレビ広告ってどんどん縮小してるわけじゃん、無くなりかけてるところでそういうタイプの人が残れる訳ないのに、、勇気あるな。

安西

就活の仕方としてさ、業界に絞らないほうがいいと思う?

颯馬

いや、絞ってもいいと思う。市場が伸びるかどうかをちゃんと見てるなら。

安西

成長性と、自分に向いてるかどうか?俺はいきなり絞るのはもったいないかなと思うんだよね。すごい突き詰めてテレビとか広告とか大企業に絞るならいいと思うけど、理由づけがないと、落ちるだけだし、会社に入れたとしても苦労すると思う。

颯馬

『就活命!』って人はかわいそうだなぁ、と思う。

安西

俺はゴールは内定じゃないっていうのはずっと思ってたし、そういう意味ではどこでもいいって面接で言ってた。『何でうちを受けようと思ったの?』って聞かれても、『向いてる企業がいくつかあって、どっか入れればいいなーぐらいに思ってます』って感じで話してた。ベンチャーってそれで意外と受かるけど、大企業はここじゃなきゃダメなんですって言わなきゃだめなところあるよね。

智哉

その点では、ブライダル業界は(ベンチャーでも)自分のブランドがすごい大事だからどうしてこの会社なのかをちゃんと伝えないといけないよ。

安西

そこは業界によって違いがあるんだな、、

智哉

就活し始めの時の自分と今の自分は全然考え方違うけど、、

安西

何?

智哉

最初は、ジャンリーやってて人を動かすことや提案していくことが好きだからプランナー興味あると思ってたけど、途中くらいからプランナー興味ないなーと思い始めて笑 軸で言うと地域事業というか、直に地域に接していけるようにしたいと思った。企画の方とかね。新卒採用の仕事楽しそうだなと思って、人事もやってみたいなーとか。

安西

やりたいこといっぱい増えるよね、、その点でいうと俺の軸は何でもできるところだったから。将来の夢なんですかとか聞かれても、何でもやりたいですって答えてた笑 颯馬は新規事業目線で見てたの?

颯馬

おれ早期リタイアしたいですって言ってた笑

安西

結構ベンチャーそういう人好きだからなぁ笑

就活中に再認識した人生観

安西

人生設計とか聞かれなかった??俺は、やりたいことないから、やりたいこと見つけたときにやれる自分でありたい!っていう人生設計(笑)

智哉

ライフチャートを過去〜現在〜未来も書いたな。30代までには結婚して子供が欲しい!最初に思ったのが、3.40代くらいには地元に帰りたいなって思い描いてて、それまでにどんなスキルを身につけてるかってことで。

颯馬

俺は死生観の話してた。中学の時に交通事故に3回あって、鞭打ちで寝込んでた時があって、人間って明日死ぬかも知れないし、今この時に死ぬかも知れないんだって思って、すべての時間を楽しく生きたいなって思った。今日このまま死んでもいいように生きたいと思ってる。

安西

そういう一見言ったら的外れなんじゃないか?とか思うような、正直な人生観や気持ちをバンバン言っちゃった方がいいよね。自己分析を企業寄りにして面接とかも相手に好かれるようにやると、ミスマッチが起きちゃうから。後輩には頑張ってほしい。

後輩へのメッセージ

智哉

就活で面接とかも受ける時に、取り繕ったらすぐボロが出るから。ありのまま正直に今の自分の全てをぶつける気持ちで我を強く、自分を忘れちゃいけないって言うのがあって。固くなるし、なんか企業に流されがちに発言してしまうこともあるけど、自分なりのこだわりを持ってこの会社受けにきましたって気持ちで、自分を忘れずに強気で正直に真っ直ぐに行って欲しいなって言うのがある。これで大抵上手くいく。ある程度の強気はいるんかな。

安西

みんな言語化に苦労するだろうから。ダンサーってところで。そーまが言ってくれたみたいに、役職なしの子でも頑張ってる子いるだろうから、意識一つでも目標持ってサークル活動に取り組めたらいいのかなって思うし。そうすると就活が大分楽になるだろうから。ミスマッチ起きないように自己分析だけは意識して、智哉も言ってくれたけど、企業寄りじゃなくて、自分に目を向けた自己分析ができた上で、企業にどう伝えるかみたいなところを考えられたらいいかなと思います。頑張ってくだちい。

颯馬

まず本当に就活をした方がいいのか考える。就職するのが人間の全てじゃないから、自分の生き方において就活が本当に重要だなと思えばすればいいし。本当に頑張ればやりたいことを本気でやった方が絶対人生楽しいから。自分の正直な気持ちを全部伝えれば、何も取り繕う必要なくて、ありのままの自分を伝えれば大丈夫だと思うので、頑張ってくだちい。

ダンサーズキャリアではダンサーの就活を応援しています