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【21卒ダンキャリ利用者インタビュー第2弾】”代表”だけでは通過しない!人事がダンスの話で注目するポイントとは!?



【髙島 左京(タカシマサキョウ)ダンサーネーム:左京】東北学院大学/教養学部
Dance Factory’sやPENETRATEなどで代表を務めた。バトルにおいてもPoppin’ チーム『Hit Town』を率いてDANCE@LIVE 2021 RIZE SIDE FINAL出場という実績を持つ。

3団体での代表経験、バトルにコンテストとダンスに熱中した大学4年間

まずは自己紹介をお願いします!
髙島左京です。東北学院大学のDance Factory’sで代表を務めていました!
ジャンルはPopをやっています!

サークルの代表以外にも、
東北学生ダンス連盟PENETRATEの代表、宮城県学生ダンス連盟FASCINATEの代表も務めていました!

代表経験が3つも...!とても気になるところではありますが、まずはダンスを始めたキッカケから教えてください!
ダンスを始めたのは大学生になってからです!
元々は高校時代にダンスの動画を見始めたことがきっかけでダンスに興味を持つようになりました。それまではサッカーをやっていたのですが、大学ではダンスをやろうと思い、東北学院大学のDance Factory’sに入りました!
そして、高校時代に見ていたのがPopのショーケースやバトルの動画だったため、ジャンルは迷わずPopを選びました!

ダンスを始めてしばらくは地味な練習続きでしたが、バトルでみんなを沸かせるダンサーになりたいという目標があったためひたすら努力を続けていました!

どうしても気になってしまうので早速聞かせていただきますが、3つの組織での代表を経験されたんですね!
そうなんです(笑)
まずDance Factory’sの代表に関してですが、先ほどお話しした通り『バトルで勝ちたい!』と言う思いからサークルの同期の中でも1番練習をしていました。その姿を見てくれた周囲の仲間から『左京が適任なのでは?』と言われるようになりました。個人的にも中高では部長や学級委員などの経験があり、『より自由度が高い組織でも代表をやってみたい!』という想いが出てきたため最終的には立候補しました!
また、代表として活動することでサークル外との関わりができて自分のダンスのレベルを上げるための経験もできるのではないかなと考えてました!

2つ目の宮城県学生ダンス連盟FASCINATEの代表については、その連盟でスタッフとしてイベント運営をしていた事がキッカケでした!
運営を行う中で『もっとこうするべきなのでは』と感じた経験があり、正直なところ周囲でそれに気付けている人は自分含めて数名しかいなかった印象でした。
それなら自分が代表としてやってみるべきだなと思い立候補しました。
また、この時も『自分個人のダンスの実力アップに繋がるチャンスを得られるのではないかな』という想いはありました(笑)

最後の東北学生ダンス連盟PENETRATEの代表も立候補でした!(笑)
理由はFASCINATEと同じようなものです!より大きなチャレンジであったりチャンスを得たいと思ってました!

すごいですね(笑)貴重な経験を沢山されたと思いますが、率直な感想を教えてください!
まず価値観がとても広がりました!
ダンサーの中でも、ダンスに本気で向き合う人もいれば仲間といることが楽しくてダンスの上達は二の次である人がいること、ダンスサークルによっても色々な雰囲気のサークルがあることを実感しました。
その中でイベントに向かって全ダンサー、全サークルの足並みを揃えてみんなが満足できるイベントを行うことはとても大変で、辛い時期もありましたが非常に学びの多い経験でした。何よりも参加してくれたダンサーが楽しんでくれている姿を見た時に、自分がそれを作れたことの達成感を感じ、『また頑張ろう!』と思って次へのエネルギーをもらってました!

苦労が大きい分やりがいも大きかったのですね!ところで個人としてのバトルにも積極的にチャレンジされていたようですが、スキル面の成長のために意識していたことなどありますか?
スキル面の成長に関しては2年生の時のFASCINATE主催の公演で振付師を務めてくださったMASASHIさんとの出会いが大きなターニングポイントでした!
プロの方と関わることで自分の知らないことを知ることができたり、価値基準を高く保つことができるためより成長に対して貪欲になることができたと感じております!
特にMASASHIさんはとてもよく面倒を見てくださる方で、今でも頻繁に練習に付き合っていただいています!
それだけでなく、同じサークルでチームを組む仲間と切磋琢磨しながら一緒に努力を続けてきました!

※MASASHI:宮城/福島を拠点に活動するPoppin’ ダンサー。MONOLITHとしてJAPAN DANCE DELIGHT FINALなどに出場し活躍している。

目標としていたバトルで結果を残すことはできましたか?
そうですね、一応ですが東北大学のWHOというサークルが行う3on3バトルでは切磋琢磨してきたチームメイトとともに優勝をする事ができました!

また、第6回全日本大学ストリートダンス選手権では東北代表として出場し、DANCE@LIVE 2021 RIZE Side 東北予選ではソロで準優勝することができました!
学生最後にDANCE@LIVE 2021 FINALのステージに立てたことは本当に良い経験になりました!

もちろんダンスを学生4年間だけで終わらせるつもりではないので今後も努力を続けていきます!

『就活を甘く見ていた』その後悔とは?

これからのより一層の活躍を楽しみにしています!
さて、お話は変わりまして、バトルへのチャレンジや代表としての活動などで忙しい学生生活だったかと思いますが、そのような中で就職活動はどのように行っておりましたか?

就活を始めたきっかけは、仙台にて開催されたダンサーズキャリアのセミナーに友人から誘われたことでした。
時期としては大学3年生の2月頃でしたので、周囲は既に就活を始めていて「流石にそろそろやらないとヤバいんだろうな...」と思いつつまだ何もアクションを起こしていないタイミングでした...

そうだったんですね(笑)やはりダンスも忙しい中で就活には手をつけられていなかったという状況でしょうか?
正直なところ全く考えた事がなくて、その当時は漠然と「先輩達がやってたな」と感じていた程度で、実際に自分がやることは全く想像できていませんでした。

先輩達からも『大丈夫だよ、4年生になってからでなんとかなるよ。」と言われてそれを真に受けてしまっておりました(笑)

けれども周囲の友人がアクションを起こし始めていたことも目に見えていたので、まずはきっかけを掴むためにもそのセミナーに参加をしてみました!

実際にセミナーに参加してみてどうでしたか!?
『自分は就活を甘くみていた』 ということを強く痛感させられました...
セミナーでは実際にダンスのガクチカを作って話す時間があったのですが、 話の構成が上手く組み立てられず、さらに内容を詰め込みすぎてしまったことで『話が伝わらない』 と指摘されてしまいました。自分自身でも上手く話せていないなと感じていたのでこの指摘が心に響きました。
それだけでなく、同じサークルの先に就活を始めていた友人がとても綺麗に話して評価されている姿を見て自分との大きな差を痛感しました...

なるほど...正直なところ実際に経験しないと気づけないことは多いですよね...
はい、まさにそうでした。
ぶっちゃけた話、大学時代だけで3つの組織の代表を務めたという経歴があるのでそれを話せば評価されるだろうな、と思っていたんです...
でも、その強みの使い方が全く分かっておらず、むしろ沢山話そうとしたら伝わりづらくマイナスの影響となってしまい...
『まずはしっかりと伝え方を学ばなければ!』 と思い、やるべきことも初めて分かりました!


セミナーでの経験が就活を始める大きなきっかけとなった

いよいよ就活も本格始動といったところでしょうか!
実は...丁度同じ時期に新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、代表を務めていたPENETRATEの活動にも影響を及ぼすようになってきてしまったんです...
キャンセルや開催中止、そして赤字の発生など...運営として日々悪化する状況の対応に追われて、就活の危機感を感じながらも本腰を入れる余裕が全くない状態でした。

なんと...ちょうどその時期だったのですね...
はい。落ち着いたのは4月に入ってからでした。
「早くなんとかしなければ」という焦りもあって 取り敢えずエントリーをして選考を受けてみたものの、手応えが全く無いまま落ちてしまい 、このままでは本当にまずいと思って藁にもすがる思いでダンサーズキャリアのキャリア面談の予約をしました。

いよいよ就活本格化!そしてポジティブな悩みを持てるように...!

4月になってからようやく本格的なアクションを始められたのですね!それ以降の就活はどうでしたか?
まず、ダンサーズキャリアのキャリア面談では、自分が勝手に難しく考えてしまっていることを全て整理してくれて、就活を進めていくイメージを明確化する事ができました!

具体的に言うと、 自己分析で自分の軸を見つけてくれた事で仕事を選ぶ基準が分かった事、面接で何を話すべきか判断できるようになった事 です!

また、漠然とインターンにも行かなければいけないのかなとか、Webテスト対策、面接対策 etc...やることがいっぱいな印象で勝手にパンクしてましたが、やるべきことの取捨選択もする事ができて心に余裕が生まれました(笑)

ダンキャリ面談を予約する

自分の軸が分かった中でどのような企業に興味を持たれたのですか?
人材企業に興味を持つようになりました!
自己分析を行った結果、代表の経験を通して『人と関わること、また関わることで自分の価値観が広がること』に楽しさを感じていたのだなということが分かり、それを社会人になっても続けていきたいと思った時に、より人と濃く関わる事ができるのは人材業界なのではないかなと考えたためです!

「なんとなく」ではなく、自分の経験から事実として判断できたためそれ以降方向性で迷うことはありませんでした!

なるほど!ここでまた代表の経験が出てくるわけですね!
はい!当初は『選考でアピールできるのではないか』と思っていた代表の経験ですが、それよりも自分の進むべき道を知る上で大事な材料となりましたね!

ようやく進むべき方向とやるべき事が分かった事で、変に焦ることもなく自分に合った企業を探し、その企業の選考を進めていく事ができるようになりました!

最終的には人材業界一択で進められたのですか?
いいえ、そうではありませんでした!
人材業界だけではなくブライダル企業も受けていて、それぞれ1社ずつの合計2社で迷っていました!

そうなんですね!これまで人材業界のお話し中心でしたが、ブライダル企業も悩んだ理由を教えてください!
シンプルに人生の中でとても貴重な経験に携わる事ができるというのが魅力でした!

当初ブライダル業界を志望するイメージは全くなかったのですが、自分の軸と照らし合わせると確かに合っていて、
とは言え半信半疑で実際に話を聞いてみたのですが、結婚式をプロデュースする中でそのお客さんが大切にする価値観とも密度濃く関わる事ができることを知り、自分に合っているなという確信が持てました!

まさにイメージとピッタリですね!最終的にはどちらの企業に決められたのですか?
悩みましたが人材企業に決めました!
当初はネガティブな悩みが中心で本当に辛い状況でしたが、 最終的にはポジティブな面で悩むことができて 本当に良かったです(笑)

今改めて思う就活の後悔と後輩へのメッセージ

改めて就活を振り返ってみて成功に繋がったキーポイントを教えてください!
就活を漠然としたイメージのまま進めるのではなく、 軸を明確化して具体的に何をやるべきかを整理できたこと です!
なんとなくではなく確信を持って進むべき方向性を選べたからこそ遅れを取り戻すことができたのだと思います!

また、最終的に『代表の経験を活かす方法』を身につけられたことも大きかったです!
先程お話しした通り、ダンスの話をそのまましても内容どころか凄さも全く伝わらないということを序盤に痛感しました。そこから特に意識したのが 『ダンスや代表の経験を社会人(ビジネス)の経験と関連づけて話す』 ということです!
例えば代表とは実態として企業の社長や管理職にあたります。そのポジションで部下(サークルメンバー)達をどうやってまとめたか、などと置き換えて話せるように意識をしました!
それ以降は自分の話が人事の方に伝わるようになった実感がありました!

それでは最後にダンサー就活生の皆さんにメッセージをお願いします!
まず1つ目に、自分のやってきたダンスの経験に自信を持ってください!
恥ずかしながら自分は「代表の経験があれば評価されるだろう」と思ってましたが全然そんなことはありませんでした(笑)
人事の方が重要視しているのは役職などの肩書きなどではなく、 『なぜ頑張ったのか、どう取り組んだのか』 と言った部分でした。
つまりは ダンスを頑張った皆さんであれば誰でも伝えられることがあるということです!

また2つ目に、その話を どうやって伝えるのか工夫してみて欲しいです!
先程お話しした通り、伝え方ひとつでそのエピソードを活かすことも殺すこともできます。
もし、結果が思うように行かない場合でも、自分の経験を後悔するのではなく、もっと良い伝え方があるのではないかと悩んでみて欲しいです!

そして3つ目に、就活は早く始めてください(笑)
自分も先輩から「4年生から始めてなんとかなるよ」と言われて信じてしまっておりましたが、そんなことありません!騙されないでください!!!(笑)
自分はたまたま短い時間の中でもより良い選択肢を求めて悩むことができましたが、始めるのが遅かったことで失ってしまったチャンスが沢山あります。
ダンスを続けながらだと大変だとは思いますが、片手間で限られた時間でもいいので、大学3年生の夏〜秋頃の早い時期からアクションを起こしてください!

皆さんがベストな道を見つけて、ベストな結果を残せるように応援してます!!!

ダンサーズキャリアではダンサーの就活を応援しています