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【就活バイブル 第5弾】自己分析 〜強み弱みだけじゃ分からない...自分の”何を”知れれば良いの?〜


ダンキャリがダンサー向けに就活解説コンテンツの配信をスタート!
全10編で就活についての知識や進め方、コツを紹介!

第5弾は自己分析について詳しく解説!
自己分析の大事な目的だけでなく、どうやってやるのかやり方や取り組む上での注意点もお伝えします!


第1弾
第2弾
第3弾
第4弾
第5弾
自己分析 〜強み弱みだけじゃ分からない...自分の”何を”知れれば良いの?〜
第6弾
第7弾
第8弾
選考対策 〜企業から見た新卒採用とは!?目的や狙いを知ろう!〜
第9弾
選考対策(ES編) 〜評価されるESとは!?作り方を解説!〜
第10弾
選考対策(グルディス編) 〜役割に囚われるな!評価ポイントは何なのか!?〜
第11弾
選考対策(面接編) 〜人事はダンサーの何を見ているのか!?〜

  • 目次

自己分析とは何のためにやるのか?

まずは前回の振り返りから入っていきましょう!

改めて自己分析とは 『過去の経験を振り返ること、それを通して自分を知る』 ためのアクションです。

では今回はもう一段階深く考えてみましょう。
自己分析を通して 自分の”何”を知れれば良い のでしょうか?

これには様々な答えが出てくるかと思います。
例えばですがよく耳にするものでいくと...

  • 長所/短所
  • 好きなこと/嫌いなこと
  • やりたいこと
  • 価値観 etc…

皆さんもこれらの要素を考えましたか?

でも、なぜ長所や短所、好きなことや嫌いなことを知れればいいのでしょうか?
自分の仕事への適性を見極めるためでしょうか。
過去に仕事の経験がないのに、やりたいこと(≒確実に自分が熱中できる仕事)を見つけることができるのでしょうか...

多くの方はなんとなくで自己分析に取り組んでしまい、結局中途半端な状態で終わってしまいます。
ですが、それでは後々苦労をすることになってしまいます。

今回皆さんにお伝えしたいことの1つ目は、
就活における自己分析の目的は大きく2つに別れるということです!

1つ目は自分にとって理想の企業を見つけるための自己分析
2つ目は企業の選考を通過するために自分のアピールポイントを見つけるための自己分析です!

この2つがごちゃごちゃになって中途半端になってしまう人も多いと思います!
自己分析に取り組む際には 何のためにやっているのか を必ず意識するようにしましょう!

自己分析を通して何を知ればいいのか

先程、自己分析には大きく2つあるとお伝えしたうちの1つである『企業に受かるための自己分析』は、自分がどの企業の選考を受けるのか方向性が定まってきてから選考対策の一環として行うのが良いでしょう。

ひとまず 就活の順序として序盤の企業を選ぶ段階の方は、自分にとって理想の企業を見つけるための自己分析に取り組んでください!

※企業の選考を通過するための自己分析については、第7弾以降の選考対策編にてお伝えいたします!

では、 理想の企業を見つけるための自己分析で何を知れば良いのでしょうか。
ダンサーズキャリアとして皆さんにお伝えしていることは 【過去の充実していた経験において、何がキッカケで充実したのか、あるいはそれに必要な要素や条件】 です!

第3弾、第4弾と順番に読んでいただいている方であれば、なぜそれを知る必要があるのかもう十分に理解できるかと思います!
まだご覧になっていない方は是非チェックしてみてください!

第3弾 就活の流れとは 〜何からやればいいの?サークルを引退してからでも遅くない!?〜 第4弾 就活でやることとは 〜やることは3つだけ!シンプルに考えよう!〜

改めてですが、 自己分析は『就活において目指すべきゴールであるワクワクする将来を実現するためのアクション』だということ を意識しておきましょうね!

第2弾 就活のゴールとは 〜”ワクワクする将来”を考えたことがありますか!?〜

自己分析のやり方は?

さて、自己分析のイメージはこのくらいにしておきまして、具体的な方法をお伝えさせていただきます。

よくある方法はこちらです!

自分史の作成

幼少期〜現在までの出来事をなるべく細かく書き出してみましょう!
細かく書き出すコツとしては、課外活動/学校生活/友人関係/家族関係 etc…といった形でいくつかセグメントを分けた上で、1年ごとにどんなことがあったか振り返っていくことです!
一段階目は各項目各年齢についての出来事を書き出します。
漏れがないくらい沢山書き出すことができたら、二段階目として 各出来事に対する自分自身の感情変化やキッカケ を思い出していきましょう!

モチベーショングラフの作成

こちらはまず先に自分自身の感情の起伏を思い出していきます!
幼少期〜現在にかけてのモチベーションの上がり下がりを曲線などでグラフとして書き出します。
そしてその後に、 『なぜモチベーションが上がったのか/下がったのか』 を振り返ります。
こちらも大事なのは キッカケを見つけること です!

これらの方法によって モチベーションや感情変化が起きるキッカケ などをたくさん洗い出すことができます!
ここまできたら最後に、 共通する要素やキッカケにまとめていきます!
というのも、 一度だけでなく何度も同じようなキッカケによって同じような感情変化が起きているとなると、今後も繰り返す可能性が非常に高いといえます!
『あの時も、あの時も、全然別の取り組み内容なのに同じことがキッカケでワクワクしたんだ!』 などと言えるキッカケが見つけられたらベストです!
そして、 それが自己分析から見つかった 『あなたにとっての理想の企業を見つけるための条件』 になるのです!

そしてもう一つ!
このように自己分析を通して見つけられた様々な答えを 『就活の軸』 という就活用語でまとめて表現します!
なので、面接などで「就活の軸は?」と聞かれた際には

  • 理想的な働き方や人生のビジョン
  • それを実現するために必要な要素や条件
  • 理想の企業を見つけるための条件

を答えるようにしていきましょう!

自己分析のやり方についてはひとまずここまでとさせていただきます!
ここから先の 自己分析を通して見つけられた条件を満たす企業の探し方 については、次回詳しく解説しますね!

ちなみに、 理想の企業を見つけるための自己分析において、就活サービスの提供する自己分析診断ツールの使用はあまりお勧めしておりません。

実際に就活生の皆さんとお話ししていると 『診断ツールをやってみたけど、そこからどう進めたらいいかわかりません』 という相談を頻繁に受けます。

なぜそうなってしまうかというと、 それらのツールを通して知ることができるのはスキルや能力、長所短所などになってしまうからです。
どちらかというと、 企業の選考を通過するための自己分析において参考となる情報です!

自己分析の注意点!

最後にいくつか注意点をお伝えさせていただきます!

すでに苦手意識を持っていらっしゃる方も多いかも知れませんが、 自己分析は簡単ではございません!
そして、 間違ったやり方で進めてしまうと就活の終盤で 『今受けている会社に全然魅力を感じない...』 などということや、就職してからも 『苦労して内定をもらった会社だけど仕事が辛くて辞めたい...』 というような状況に陥ってしまう可能性があります!

ですのでこれからお伝えする注意点は必ず意識するようにしてください!

  1. イメージで判断するな!事実で判断すること!
    『何となく良いな!』などといった ”印象” で自分にとって大事な要素を決めることはNGです!
    必ず、『過去の自分はこれがきっかけで熱中した!』などと説明できるように、 事実をベースに判断しましょう!

    また同様に、 一度だけでなく何度も同じような事実や経験があることでより確実性が高まります!
    『あの時も、あの時も、全然別の取り組み内容なのに同じことがきっかけでワクワクしたんだ!』
    などと言えるきっかけが見つけられたらベストです!

  2. Whatで深ぼるな!
    自己分析の主なアクションは 過去の自分に対して問を立てること です。
    その際に“What”、つまり 『何が好きなのか』などといった名詞的な問を立てても就活において役立つ情報はなかなか見つけることができません。
    なぜならば、過去の経験をどれだけ振り返っても 実際に仕事に就いた経験がないので、『その仕事に取り組むことが好きかどうか』を判断できないからです。

    また、『エンタメを見ることが好き!』『旅行に行くことが好き!』『おいしいものを食べることが好き!』etc… などといった”好き”も就活においては役立ちません。
    なぜならば、どれも ”消費者”の立場として好きなことだからです。
    その仕事に就くということは”生産者”や”提供者”としてその物事に関わるということになります! これまでの消費者としての経験とは全く別の経験になるということを知っておきましょう!

    ではどのような問を立てれば良いかというと... How/Who/Whyを知るようにしましょう!
    『どのようなプロセスで取り組むことが好きなのか』
    『どんな人たちと仲間として働きたいのか』
    『どのような価値観のもとで仕事に向き合いたいのか』etc…
    これらについては過去の経験を通して見つける事ができます!

    そうは言っても慣れなければなかなか難しいことではございますが、 これからは名詞的な『好きなこと』ではなく、動詞をベースにした『好きな取り組みプロセス』を見つけられるように心掛けましょう!

  3. 自分に素直になれ!
    何となく見えてきた自分自身の姿に対して、『もっとこうでありたいな...』というような ”理想のイメージ” を思い浮かべる方が多いかと思います。
    理想を掲げることは良いことですが... それは自己分析とは切り離しましょう!
    自己分析ではあくまで ありのままの自分を知ることが重要です!
    ちょっとよく見せた自分、背伸びをした自分にとってのベストな環境は、ありのままのあなたにとっても幸せなものとは限りません!

    まずは自分自身を的確に把握し、その自分にとってのベストな環境を見つけてから理想の自分のイメージを追いかけましょう!

  4. 無理せず他人を頼れ!
    やり方だけでなく注意点も沢山あってなかなか不安な方も多いかも知れません。
    そんな時には アドバイスをしてくれる存在を見つけること が1番の近道になります!
    先輩でも友人でも家族でも、誰でも構いません!
    頼る人によっては、自己分析を主導して進めてくれたり、イメージやバイアスに囚われずフラットな目線で意見をくれたり、 誰かに話してみて自分の本音に気づくことも...!
    時には 自分でも気づかなかった一面に気づかせてくれることだってあります!

    ちなみに...
    ダンサーズキャリアでは、ダンサーの皆様の自己分析のサポートも大歓迎です!
    ダンスサークルでの経験やダンスそのものの経験など、とにかくダンスに関する知識が豊富なのでダンスの経験から自分らしさを見つけたい方には1番ベストな自己分析の取り組み方法であること間違いなしです!
    ご希望の方はこちらのページよりお申し込みをお願いいたします!

面談での自己分析のサポートをお願いする

今回の解説は以上です!
難しい内容も多くなってしまいましたが... 自己分析で行き詰まった時には何度でも振り返ってみてください!
きっとこの解説のどこかに その悩みを解決するヒント があるかと思います!
まずはダンキャリのキャリア面談の予約でもOK!何か一つでもアクションを起こしてみてください!
ダンサーのあなたならではの自分らしさを見つけられるように頑張りましょう!


【今回のおさらい】

  • 自己分析には企業選びのための自己分析と選考通過のための自己分析の2パターンがある!
  • 企業選びのための自己分析では、ワクワクするきっかけやそれに必要な要素や条件を見つけよう!
  • 無理せず他人を頼ること!難しいし気をつけることも多いからこそそれがベスト!

次回は企業研究について考え方や注意点について解説していきます!

【Next】第6弾 企業研究 前提編 〜福利厚生や初任給で判断するな!知るべきポイントとは!?〜

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