News


【就活バイブル 第7弾】企業研究 実践編 〜具体的にどう取り組めばいい!?適切な手段とは!?〜


ダンキャリがダンサー向けに就活解説コンテンツの配信をスタート!
全11編で就活についての知識や進め方、コツを紹介!

第7弾は企業研究についての解説後編!
インターンや説明会など沢山あるアクションの整理から、会社を調べる際にチェックすべきポイントまでお伝えしていきます


第1弾
第2弾
第3弾
第4弾
第5弾
第6弾
第7弾
企業研究 実践編 〜具体的にどう取り組めばいい!?適切な手段とは!?〜
第8弾
選考対策 〜企業から見た新卒採用とは!?目的や狙いを知ろう!〜
第9弾
選考対策(ES編) 〜評価されるESとは!?作り方を解説!〜
第10弾
選考対策(グルディス編) 〜役割に囚われるな!評価ポイントは何なのか!?〜
第11弾
選考対策(面接編) 〜人事はダンサーの何を見ているのか!?〜

  • 目次

具体的な企業研究の取り組み方法

前編にて企業研究における重要なこともご理解いただけたかと思いますので、後編では企業研究の取り組み方法についてより具体的にお伝えしていきます!

前回冒頭でお伝えした通り、 『会社を探す、知る方法』(手段) はたくさんあります!

そもそも『自分に合っている会社を探す』となった時に、

という、大きく3つのフェーズで取り組むのが良いでしょう!

そして、そのフェーズごとによって適切なアクションが変わってきます!
それぞれのアクションがどんな時に有効なのか、実際に取り組むコツと合わせてお伝えしていきます!

1. ざっくりと自分に合ってそうな会社を沢山リストアップする

まず最初に、企業選びの条件をもとに業界や業務などでざっくりと企業を絞り込みます。
その際に有効なアクションは、 就活サイト を利用することです。

多くの就活サイトは企業探しのページに、業界や業務、企業規模等の項目で企業を検索する機能が備わっています。
そこで見つけられた企業を沢山リストアップしていきましょう!

ですが、 企業選びの条件次第ではそのようにざっくりと絞り込むことが難しいケースもあります。
例えば社員同士のコミュニケーションの雰囲気や社風など、他にも就活サイトの検索項目で対応できないことは沢山あるかと思います...

その場合にはもう少し詳しく知ることができるアクションとして、 合同企業説明会 がオススメです!
就活サイトでの検索に比べると実際に触れることができる企業数は少なくなってしまいますが、実際に企業説明などの話を聞くことができますので、より幅広く情報を得ることができます!

そしていくつか条件に当てはまりそうな企業を見つけられたタイミングで、 その企業群の傾向などをもとに改めて就活サイトで同じような企業を洗い出していくこと も有効になっていくかと思います!

個人差はありますが、この時点で100社以上リストアップすることはよくあるケースです!

2. それぞれの企業について詳しく調べて、本当に自分に合っているかチェックする

次に、ざっくりとリストアップできた企業を一つ一つ詳しくチェックしていきます!
チェックすべき項目はもちろん企業選びの条件です! それぞれ自分の求める基準を満たしているか判断するために情報を集めていきましょう!
具体的には、自分の企業選びの条件一つ一つに対して◯か×か判断を下していきます。

具体的なアクションとして、まず簡単なものからご紹介いたしますと、
企業の採用ホームページ を調べることや、 企業説明会 に参加することなどがあります。
どちらもその企業について詳しく知ってもらうための 企業側からの情報発信の機会 です。
説明会などは情報量が多く全てを理解しきることが難しいと思いますので、 自分の企業選びの条件に関する情報に絞って聞き出すことを心がけましょう!

しかし、説明会で話を聞いたり採用ホームページを調べるだけでは 自分が求めている情報が十分に得られない可能性もあります。
そんな時に有効なアクションは、 インターンシップ や、 OB・OG訪問 です!
これらのアクションは自ら能動的に情報収集することが可能ですので、 不足している情報やより詳しく知りたい情報に絞って集めることが可能です!

このタイミングで、なぜ『インターンシップは行くべき』と言う人が多いか説明させていただきます。
なぜかといいますと、 『実際にその企業で働く』 と言うことを経験できるからです!
実は他のアクションは基本的に 二次情報(他人を介して得られる情報) しか得ることができず、 いまいちイメージできなかったり、 他人のフィルターによって情報が脚色されてしまっていることも...
百聞は一見に如かずということわざの通りですが、一次情報をもとに判断ができるインターンシップはとても良い経験ができること間違いなしです!
※最近では、内容は通常の企業説明会と同じにも関わらず、人を集めるために 「1dayインターンシップ」 と表現している企業も多くあります。コンテンツや内容までちゃんと確認して参加すべきものを選ぶようにしましょうね!

また、 企業説明会の質問タイム も同様に自ら必要な情報を集めることができる貴重な機会です!
福利厚生や初任給などの表面的な企業の情報を聞くのではなく、自分の企業選びの条件をもとにした踏み込んだ質問を投げかけてみましょう!

このフェーズでは、本選考を受ける企業を決めることができればOKです!
こちらも個人差はありますが、大体20~30社くらいはあると良いでしょう!

3. 自分に合っている企業をさらに深く知り、優先順位をつける

ここから先のアドバイスは選考がある程度進み、内定をもらい始めた段階で実行していただきたい内容になります!
ですのでこれから選考を受け始める段階の方は、一旦なんとなく知っていただければ十分です!

就活の最後には、 自分にとってベストな企業を選びます!
当然ですが、最終的に入社できる企業は1社のみだからです!

選考中の段階では 第一志望群として5社程度まで絞りこめれば十分OK ですが、最終的な第一志望を決定するための順位付けのコツを3つご紹介いたします!

  • 企業選びの条件ごとに点数化して評価する
    序盤の段階では条件ごとに◯か×かが判断できれば十分です。
    ですが、本来は理想に対して100%に近いか、50%程度かなどといった度合いがあるかと思います。
    全ての会社を深く考えて点数化するのは難しいかと思いますので序盤はざっくりで構いませんが、残り数社の段階では点数化して企業ごとの順位付けに役立てていきましょう!
    ちなみに...100点満点でも5段階評価でも、あなたのやりやすい方法ならなんでもOKです!

  • 企業選びの条件の優先順位を決める
    条件ごとの点数化で同じ合計点数になってしまい順位がつけられない場合には各条件の優先順位を考えてみましょう!
    もちろん全てMust条件として大事なことかと思いますが、改めて過去の経験を振り返り、その中でも『絶対にこれが満たされていなければダメだ!』と言える条件を決めましょう!

  • 企業選びの条件に入れていなかったWant条件で比較する
    上記の2つの方法を経てもなお第一志望が決まらない時、ここでようやく先程お伝えしたWant条件が役に立ちます!
    ここまでくるとどちらの企業に入社しても理想を叶えることができるのは間違いなさそうですが、最後の最後まで悩み抜いてください!

これらの判断を行うための情報収集も、先程同様に 自ら能動的にアクションを起こさなければなかなか集められない情報になります!
ですので、 社員との面談業務体験 などを通して詳しく知ることが大事です!
もし選考フローにそれらの機会が設けられていなくても人事の方にお願いすれば機会を設けてもらえる可能性もあります!遠慮なく相談することを心がけましょう!

ここまでお伝えさせていただいたことをまとめるとこのようになります!
繰り返しになりますが、 全てやる必要はなく、その時々の状況によって適切なアクションは変わってきます!
ですが、 全てのアクションにおいて企業選びの条件が大事であることは変わりません!
企業研究の際には 企業選びの条件を念頭において 取り組むことを心がけましょう!

企業研究のコツ!

ここまで企業研究でやるべきことを理想的な流れでお伝えさせていただきました。
ですが、実際には複数のステップを同時並行で行うことや、途中の段階で改めて会社探しをする必要が出てきたり、時には自己分析に戻って振り返る必要などもございます。

それは、 自己分析であったり就活そのものに 明確な正解というものが存在しないからです。
何度も悩んで繰り返し向き合ったその先に、 自分で納得できる結果が得られるものです。
そこで、最後にここまでの 自己分析~企業研究の2つの取り組みを深めるコツ をお伝えさせていただきます!

  1. 企業選びの条件ごとに◯×をつける
    先程の取り組み方法でもお伝えさせていただいた通り、一つ一つの会社をチェックする上で必要なアクションです!

  2. 何を見て/聞いて①の判断をしたのか書き出す
    ◯か×を判断するに至った理由を考えていきます!
    複数の企業で重複するきっかけや理由を見つけることができればそれが企業選びの条件をより詳しくするための参考情報になります!
    見つかった情報と自分自身の過去の経験で共通する要素を見つけられればその理由は正しいものと言えます!
    こうして より詳しい価値観や条件を見つけることができれば自己分析も企業選びの条件もブラッシュアップすることができます!

  3. 企業選びの条件以外で、良いと感じたことと悪いと感じたことを書き出す
    ①~②の企業選びの条件とは別で、その企業に対して感じたことを書き出していきます!もちろん直感でも構いません!

  4. 何を見て/聞いて③の判断をしたのか書き出す
    ひとまず書き出すことができたら、②と同様に何がきっかけでそのように感じたのかきっかけを書き出していきます。
    もし複数の企業で同じようなきっかけで、同じようなことを感じていた場合、それは あなた自身も気づいていなかった自分自身の価値観だと言えるでしょう。
    最終的には 自分自身の過去の経験でも同じようなきっかけで同じような感情を抱いたことがあるかチェックする ようにしましょう!
    もし共通する経験を見つけられれば、それも企業選びの条件の一つとして加えても良いでしょう!

以上です!
このような流れで、 企業研究で感じた経験も自己分析に繋げることで あなたの企業選びの条件の精度はどんどん上がっていくことでしょう!
手に入れた情報や過去の経験を抽象化し、共通するポイントを探すことは慣れないと難しいことですが、是非気にかけてみてください!



最後に、企業探しは 沢山行動しなければいけません。 100社以上の企業をチェックするとなると大変そうですよね...
けれども、日本国内に約400万社の企業がある中で、 自分にとってベストな会社を探すためには避けては通れない道です。

もちろん闇雲に探すのではなくなるべく良い方向性で効率よく探すために、自己分析を通してより良い検索フィルターを作ることが重要です。
ですが、人によってはすぐに理想の企業に出会えるかもしれないし、1年以上続けても理想の企業と出会えない人もいます。いずれにしても いつ理想の企業と出会えるか確証がない中では とにかく行動量を増やすこと が1番の近道になります。
大変なアクションになりますが諦めずに最後まで頑張ってください!


【今回のおさらい】

  • 企業研究には沢山の手段があるが、その時々の状況によって適切なアクションを選ぶことが大事!
  • 企業研究を通して気づいたことをもとに自己分析のブラッシュアップも同時並行で取り組もう!
  • 最後は気合い!沢山アクションを起こせばそれだけ理想の企業に出会えるチャンスは増える!

次回は選考対策の前に企業から見た新卒採用活動について詳しく解説していきます!
更新についてはInstagramなどでご案内いたしますので是非チェックをお願いします!

Instagramはコチラから!

ダンサーズキャリアではダンサーの就活を応援しています